= Web Service !BioHackathon 2008 のご案内 = みなさま このたび、ウェブサービスによるライフサイエンスの統合を推進するため、  日時:2008年2月10日(日)〜16日(土)  会場:六本木アカデミーヒルズ、お台場 CBRC  宿泊:ホテルヴィラフォンテーヌ汐留 の日程で国際会議を開催することに致しました。 国内外のウェブサービスプロバイダーと主要な開発者が一同に会し、今後のライフサイエンスにおけるウェブサービスの統合に向けて、さまざまな議論を行うとともに、その実現にむけて実質的な開発を集中的に行う意義深い会議になると期待しています。 DBCLS の主催で旅費・宿泊費を提供させて頂き、皆様をご招待したいと考えておりますので、ぜひご参加賜りますようお願い申し上げます。 == 概要 == ライフサイエンス統合データベースセンター DBCLS では、国内の分散した生命科学関連のリソースを柔軟に統合するため、様々な試みを行っています。 ウェブサービスによるサービスの統合はその一つですが、現状では DDBJ, KEGG, PDBj, CBRC の各サービスはそれぞれ独自に開発されており、相互運用性の向上が望まれています。 とくにウェブサービスを利用したワークフローの開発を行うためには、それぞれのサービスで提供されるメソッドの統一化や、サービス間でやり取りされるオブジェクトの整理が必要となっています。 一方、海外では BioMOBY などウェブサービスを統合するための試みが進められてきているほか、Taverna などワークフローを構築するためのクライアントの開発も進められてきています。また、Open Bio* プロジェクトでは Perl, Python, Ruby, Java によるバイオインフォマティクスのライブラリが開発されてきていますが、これらにおいてもウェブサービスのサポートを強化することにより、ユーザの使いやすい言語によるウェブサービスの利用が促進されることが期待されます。 このような背景から、国際的に標準的なウェブサービスの統合を推進するため、 * ウェブサービスの提供サイト開発者 * Open Bio* の主要な開発者 * ワークフロー構築のためのクライアント開発者 * BioMOBY プロジェクトの開発者 の4ドメインから、できるかぎり多くの実務レベルの研究者と開発者に集まって頂き、実質的な開発会議を開催したいと思います。 また、これまでに、DBCLS では国内外のウェブサービスの調査を行ってきており、各サービスで実現できることのリストアップと分類を行うとともに、様々な言語でのアクセスをテストし、各サービスの問題点を洗い出してきました。これらについてもサービス提供サイトにフィードバックしたいと考えています。 詳細については * http://hackathon.dbcls.jp/ にて随時更新予定ですので、あわせてご覧ください。 なお、海外の最新状況を把握し、国際的な標準化を推進するという会議の性格上、約半数の開発者は海外から招待することにしており、上記ウェブサイトは英語で情報提供しております。会議自体も英語で行われますが、日本人開発者にも有意義な会議とするために適宜日本語での情報交換も行う予定です。 片山 俊明 -- 東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム解析センター ゲノムデータベース分野 助教 〒108-0071 東京都港区白金台 4-6-1 tel://+81-03-5449-5614 fax://+81-03-5449-5434 http://kanehisa.hgc.jp/ http://bioruby.org/ http://kumamushi.net/